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もし勇者が道の駅にいたら 【日本一周82日目】



ああ..いい湯だ..

カポーン

この世界ではじめて「あし湯」という物に触れる、というか浸かる。
なんて心地よいのだ...


ってそんな場合かぁあああ!

今頃!
丁度この時間!!

魔王との決戦を迎えていたはずなのに。

はずなのにっ!!!

〜ここは秋田県にかほ市、道の駅象潟ねむの丘〜

気づいたらこんな世界に飛ばされ、気づいたら道の駅に到着していた。
おまけに満喫しちゃっている。

こんなことが元の世界の仲間らに触れたら、
どの面下げていいのかわからない。

あ、それにしても足湯心地よすぎる..。


しかもこのラーメンという食べ物!
ツルッとした感触の麺。
香ばしいつゆ。


いやいやいやいや!!!!!
いかんいかん!!!?

私の使命は、一刻も早くこの世界から脱出し、元の世界へ戻って魔王を討伐することだ。
気を取り直して行こう。


気を取り直してアイス食べちゃったよ!
うん!これで最後!!最後ね!!


意を決した。


ところでこんなにも食事をとってしまうのはなぜだろう???
前の世界では、「食事」は単なる嗜好品にすぎなかった。「今日は天気だから公園行こう」のノリで「今日は何か食べよう」といった具合に。

なのに...この世界では、我慢ができない。

一日...いや、半日でも何も口にせずにいよう。
あやうく棺桶送りになるところだった。
この世界の復活の呪文は未だ確認されてない。

食、それは補助的な存在であり、ステータスを一時的にあげるものだとばかり思っていた。
前の世界で、強いて毎日摂る必要のあるものと言えば、ポーションくらいだ。

むしろ、ここではポーションを必要とする場面がほとんどない。


↑のようや感じの戦闘画面になることを予期して薬局でバファリン(おそらく回復薬)を購入したのだが..

活用したの、お腹が痛くなった時だけだったね!

この世界はそれだけ平和だということだ。
いやまてよ、
魔王を倒すよりも

ここで暮らしたほうが平和にすごせちゃえないか??

なんて魔がさすことは、

無かった。

あたりが暗くなり、ふと目を下にやると何かメモが落ちていた。

つづくかも

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